「若い世代よ、投票しないと大変なことになるぞ」と言っていた人が大変なことになるかもしれない日
トピック「選挙」について
選挙です
参議院選挙だそうで。
投票日は今日ですが、もう期日前投票を済ませた方もいらっしゃるかもしれません。
過去最多、とのことですからね。
「若年層よ、投票に行こう」という呼びかけ
さて今回の選挙でいろいろアレ(この表現、ボキャ貧を露呈しているようでお恥ずかしい)だなあと思うのがこれ。
この選挙は10代の方が初めて選挙権を得た選挙でもあるわけですが、それに関連してウェブ上ではこれまでにもまして若年層への投票を呼びかける言説が見られます。もちろんそれは歓迎されべきものです。投票率は高いほうが良いですからね。より多くの方の意志が直接反映されるという点で。
で、何かデータがあるわけではないのでしょうもない私見でありますが、今回に限らず若年層へ投票を呼びかける方というのは、どこか
「これまで投票していない人(特に投票率が低い若年層に対して)がもっと投票に行くようになれば、野党への得票が多くなる、与党勝利を防げる」
という意図があるように感じられるのです。
まあ旧民主党政権時代の数年を除けば、この20年ほどは自民党を中心とした政権が続いてきましたから、その中でもっと投票に行こう(=なにかしらの民意が反映されていないと感じている)という人はその多くが与党支持ではないと思います。
で、さきほどの情勢調査です。若い世代は、与党支持の傾向があった。少なくとも今回の選挙においては。これ、与党を支持しない人たち(誤解なきように申し上げておきますが、私は与党支持ではありません。よって私も含まれます)にとっては絶望に近い何かをもたらすのではないでしょうか。
なぜ若年層の与党支持率が相対的に高いか、それは今の時点では分かりません。ただ高いことはどうやら間違いなさそうです。今回読売の調査をリンクしていますが、他のメディアの調査でもおおむね同様の結果が出ています。
「これまで自民党(と、その周囲の諸勢力)は高齢者向けの政策しかしてこなかった、若年層はないがしろにされている→若年層よ、投票に行こう」としていた人たち(そんなのお前の妄想だろと思う方もいるかもしれませんがおそらく結構の数いるはず)はどうすればいいのでしょうか。まだ投票結果は出ていないけれど、非与党支持層にとって今回の参院選は何かしらのターニングポイントになるように思えてなりません。
ただ、与党が勝とうが野党が勝とうが、どうなるにせよこれだけは申し上げておきたい。老若男女問わずみなさん、投票に行きましょう。
…以上、無党派層のつぶやき。